売却事例その4 (時間はかかっても売れる)

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売却事例その4

(時間はかかっても売れる)

売却事例その4 (時間はかかっても売れる) 平成25年の冬沖縄県南部にお住まいのT夫妻(夫婦共に50代)からお問い合わせがあり、沖縄県南部に所有する中古戸建てを売却したいとのご相談を受けました。T夫妻は以前今回の住宅にご家族でお住まいになっていたそうですが、お子様が独立し、夫婦二人で住むには広すぎる(土地約60坪・建物約54坪)ということで売却したいとのことでした。しかもまだ抵当権(住宅ローン)が残っているということでそれも売却して返済したいとのことでした。

 また今回当社に問い合わせたのは実はT様はすでに他の不動産会社にこの物件の販売委託を任せているということでした。そこの不動産会社に預けたものの、なかなか連絡や報告がなく、販売活動が見えにくいということがあり少し不信に陥っており、他の不動産会社の話を聞いてみたいというのがお問い合わせのきっかけだったそうです。

 T様が当社にお問い合わせした時、T様はもうすでに別の場所にお住いで物件には荷物などなく空き家の状態でキレイにされておりました。室内・お庭など共にキレイに掃除が行き届いており、もう住んでいないとはいえこの家に対するT様の愛着というものが物件を見ただけでも想像出来ました。絶対というわけではないのですが、空き家にして売られるケースは当社の経験上、部屋の掃除をしていなかったり、雑然と荷物などが残っていたりなどのケースが割合として多いので、T様が如何に思い入れのある住宅であるかということが容易に想像できました。

 建物室内外を拝見させて頂き、査定額を試算し、T様に査定額をお伝えしました。T様は少し表情を曇らせていました。正直なところ、T様が希望していた額より当社の査定額ははるかに下回っていたからです。しかし、当社としても不動産売買査定の専門家として助言をしないといけないので、客観的な資料などを用いて査定額の根拠を説明致しました。T様も説明を受けて一定のご理解を頂き、最終的に売出し価格はT様のご希望額に近い価格で売り出すことにしました。しかし、それでは売却の確実性が薄いと思い、一定の期間を経過した時は当社の提示した額に近い金額で売り出していこうということで販売活動を進めていきました。

 やはり物件自体が高額帯の物件であったため売却するのに約半年ほどかかりました。しかし、最終的に売主様のご希望の金額よりはいくらか金額交渉(値下げ交渉)を経たものの、T様のご希望の金額に近い形で売却することができました。当社が考えていた予想より高い金額で売れたので当社としては査定の専門家として少し面目の立たない、たいへんお恥ずかしい話なのですが、T様にはそのことには一切触れず、逆に売却活動を一生懸命やってくれたということで当社に対し、感謝と労いのお言葉を頂きました。不動産会社として冥利に尽きる思いでした。

 査定は決して毎回こちらが予想したとおりに市場が動くわけではないので確実性があるわけではありません。しかし、売主様に対する誠実さや売却するための努力を我々は確実性を持って実行し、それを達成しなければなりません。そういう気持ちを忘れずにいつもサポートする気持ちを持ち続けることの大切さを実感したとても良いお取引でした。